11：10、図案に描かれている長屋門というのは有名なのか質問すると、局長さんらしき男性が「うーん、微妙ですねえ。長く住んでいる方は知っていると思いますが」とのこと。江戸時代から続く旧家で、名主を務めていたようですが、局員さんたちが「岡田さんち」と親しげに呼んでいたのが印象的でした。
それで地図を見ながら進むと、突き当たりに大がかりな工事現場が。ちょーっと嫌な予感がしたのですが、まさにこれが岡田家長屋門の、というか岡田邸の改修工事だったのです。風景印に描かれている門がまさにここにあった、という生々しさでネットが張られていますよね。江戸時代に作られた立派な白壁の門だったと聞きますが、改修後は果たしてどうなるのか。岡田さんちの事情ですから部外者がとやかく言えることではありませんが、残せるものなら残してほしいです。
＊後日談は単行本『東京「風景印」散歩３６５日』をご覧下さい！
＜続報＞
ブログアップ時には印が磨耗していましたが、後日確認したら新しい印が再配備されていたので報告します（確認日2010年８月17日）。
