風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2008年10月31日金曜日<291>墨田緑町郵便局・江戸東京博物館と北斎通り

画像画像 15:00、局内の壁に日本切手カタログが紐で吊るされています。ベテラン女性局員さんに北斎通りの場所を聞くと、周りの局員さんたちも一緒になって、「JRの線路を越えたところの…」と教えてくれました。  *図案の詳しい説明と現地ルポは単行本『東京「風景印」散歩365日』をご覧下さい!画像 江戸博ではアメリカの「ボストン美術館浮世絵名品展」が開催中。これまでほとんど公開されなかった収蔵品が海を渡ったのですが、これはマジで見た方がいいと思います。「浮世絵の教科書的な展覧会だ」という言葉をどこかで見ましたが、江戸前期の墨の1色刷りに丹(赤絵具)で色付けをしたものから、豪華絢爛な錦絵、そして風景画も盛んになる幕末期へと、浮世絵の変遷が私のような素人でもよーく分かります。何より、作品がショーケースなどに入っておらず(額には入っていますが)、間近で細密な線や色が見られるのがいいです。北斎の作品も切手になった『尾州不二見原』などが見られます。会期は11月30日(日)まで、9時半~17時半、月休(24日は開館、25日火休)、大人1300円。常設展もいいですが、この特別展は特におススメです。