風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年4月6日月曜日<15>府中紅葉丘郵便局・多磨霊園のしだれ桜

画像 この土日の間で散っちゃわないかと心配しつつ、週が明けて桜の風景印散歩再開。そういえば去年は「しだれ桜は染井吉野の後」という定説を信じて失敗、「最近は温暖化でどの桜も皆一斉に咲いちゃうんだよ」という言葉を何度も聞かされたので、今年はしだれ桜も待たずに行っちゃいます。  多磨霊園は昔取材して、とにかく広い印象があったので、心して朝早めに着いたのですが、園内には染井吉野や山桜など1600本の桜が咲いているそうで、中々しだれ桜が見つからない。多磨霊園のしだれ桜って有名だから、もっと至る所に咲いているのかと思ったら、そうじゃないんですね。案内板にも出ていないし、途方に暮れていたところ目に留まったのが植木作業をしている男性数名。ぶっきらぼうだったらやだなと思いつつ声をかけると「12区を目指していくといいよ(墓地には区画があるのです)」など、数人がかりで親切に教えてくれました。やはり植物に関わる男は優しい。 画像 写真がその場所ですが、園内でしだれ桜が集まっているのはここしかないそうです。右側に見えるのは珍しい壁墓地。「だけどしだれは年取って苗木を植え替えたからあまり咲いてないよ。色の濃いのはこれからだけどさ」という言葉もそのまんまで、写真は比較的古い木で見栄えがいいものを撮っていますが、この奥にはまだ幼くてヒョロヒョロした若い木が並んでいました。将来は立派な並木道になるのでしょう。  そんなこんなで局に着いたらもう10:15。自分で押すことになりましたが、女性局員さんが「だいぶ崩れてるんですけど」という通り、図案が潰れてしまいます。インクが着きすぎている感もあるので、何度も空押しをして、ようやく図案が見えるようになってきました。けっこう頑張りました。