横浜のkuni2_sさんと連絡が取れ、掲載をご快諾いただいたので図版とともに紹介します。
４月下旬に開催された＜スタンプショウ’１０＞の会場で
郵便事業会社10支店分の風景印が集中押印サービスされましたが、そのいずれもクリアバージョンだったとのことです。これについては次の２つのケースが考えられます。
①集中押印サービスに合わせて再配備されるケース
②集中押印サービスの時だけ、局会社のクリアな印を借出すケース
私が08年に＜スタンプショウ＞会期中に高輪支店で押印した際は②のケースで、局会社には一時的に風景印がなかったことがありました。
ただ、kuni2_sさんのご報告によれば、＜スタンプショウ’１０＞の会場で押されていた風景印はどれも、グリップが小型印と同じ緑色だったそうなので（通常は赤。私は風景印で緑のものは未見）、①の可能性が高いと思われます。
そのうち４局で図案のマイナーチェンジを見つけたと、kuni2_sさんから教えていただきました。
「新宿北支店」
集中押印のもの：局名の上に横線があり、大隈講堂の屋上が直線になっている…Ａ
平成13年のもの：局名の上に横線がなく、大隈講堂の屋上は斜線が折れている…Ｂ
それで鳴美の「風景印２００８」で調べてみたところ
1989（平成１）年に使用開始した時はＡで、2007（平成19）年に支店が誕生した時はＢだったようです。私が2008（平成20）年に押印した時は、鳴美と一緒でした。
なので現時点で知りたいことは、次の２点です。
１．Ｂはいつ誕生したのか（平成１～13年の間）。
２．現在は支店もＡになってしまって、Ｂはもう存在しないのか。
もし情報をお持ちの方がいらっしゃったら、（できれば図版と共に）お知らせいただけると幸いです。みなさんのコレクションもぜひ調べてみてください！
単行本
『東京「風景印」散歩３６５日』もご覧下さい。
