風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2度目の23年1月1日(ザ・ベストオブ日本の名所)

画像画像 年も押し迫ってきましたが、今日は「へぇ」なネタを1つ。  日本の風景印は第二次世界大戦で一時使用中止になり、復活したのは昭和23年1月1日のこと。この日に使用開始した郵便局のうち5局が、現在も同じ図案のまま使用しています。 画像画像・鎌倉局(神奈川) ・姫路局(兵庫) ・大山局(鳥取) ・琴平局(香川) ・霧島局(鹿児島)  つまり平成23年に押印すると、スタンプだけ見れば昭和23年に押したものと全く同じものが押せるということです。このうち平成23年1月1日にも営業があるのは鎌倉支店、姫路局(支店も)、琴平支店の3局です。 画像 風景印の図案は街の景色が変われば改正されますが、これら5つの土地は63年前から変わらぬ景色を保ち続けているということ。別の言い方をすれば変える必要がない伝統的な観光地、ザ・ベストオブ日本の名所ということでしょう。確かにどの図案も、日本の美しさを伝えていて素晴らしい! 風景印はそんなことも教えてくれる時代の証言者なのです。  この「2度目の23年」の話を教えてくださったのは、風景印収集の先輩・千葉県の勝田明さんと北海道の湯浅英樹さんです。おふたりのHPも風景印の魅力や情報が盛りだくさんなので、ぜひごらんになってみてください。 風景印のバラエティ 北海道切手通信
★★★ 12月27日追記 ★★★ 画像 この後、湯浅さんからコメントをいただきました。詳細はコメントをごらんいただくとして、金沢中央局の図版を掲載しておきます。「金沢」表示のものは1967(昭和42)年に金沢中央局に改称していったんなくなりましたが、2007(平成19)年の郵政分社化で郵便事業株式会社金沢支店が誕生したことにより、40年ぶりに復活しました。確かにこれも昭和23年1月1日と同じものが押せますね。さすが、鋭いご指摘、ありがとうございました!
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