神奈川新聞「かながわ風景印散歩」連載終了!
「神奈川新聞」本日(2017年3月19日)朝刊でお知らせした通り、「かながわ風景印散歩」が本日の第86回をもって、ぶじ連載終了となりました。
初回は2012年4月8日の踊場駅前局。当初は隔週で、2014年度からは私が頻繁に神奈川県に取材に行くのが難しくなったこともあり、4週に1度の掲載でした。まだ取材したい場所もあるにはあるのですが、文化面が新年度から大幅リニューアルということで、これが潮時なのでしょう。
風景印の題材を見て歩くルポはそれまでにも多数書いてきましたが、題材に関わる人(例えば梨の図案なら梨農園で実際に梨作りに携わっている人)たちにきちんと取材して、その土地柄を一つの読みものしていくという、私が一番やりたい類の仕事でした。最初は1年間の予定が、結果的に5年間も続いたのは、風景印こに込められた物語が面白かったからだと思います。マイナーな趣味であった風景印が、新聞という媒体でも十分に通用するものだと証明できたのは嬉しいことでした。
振り返ってみると、今のうちに話を聞いておかないと、という貴重な取材も多く、感慨深いものがあります。まあ取材ですから、中には苦々しい経験もありましたが…いや、それら諸々の思い出話は、この秋に刊行予定の単行本に譲りたいと思います(笑)。詳細は秋になったらまたこのブログでお知らせしますので、楽しみにしていて下さい。(スタンプショウ2017のことは近日中にアップします)
末筆になりますが、取材先の皆様、歴代担当者の皆様、お世話になりました。そして何より、5年間ご愛読下さった読者の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
以下の著書もごらん下さい。
『風景印でめぐる江戸・東京散歩~歌川広重「名所江戸百景」のそれから』
『切手男子も再注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド2』
『切手女子も大注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド』、
『風景スタンプワンダーランド』、
『風景スタンプぷらぷら横浜』、『東京「風景印」散歩365日』、『風景印散歩』もご覧下さい。