風景印歴史散歩第77回・2017年3月横浜根岸リポート2(4月28金&29土「落合」参加受付中!)
根岸駅前局は「コンビナートに水着の男女」というシュールな図案、この2つには因果関係があるということは、拙著『風景スタンプぷらぷら横浜』でも説明しています。巨大な工業地帯ですが、まだ根岸駅自体が出来てから53年しか経っていないんですね。横浜坂下局の図案・堀割川は明治の開港期に開削された人工運河。今では激減した船運の遺構が見られます。
風景印にはなっていないものの、根岸で外せないのは「根岸なつかし公園旧柳下邸」。地域のランドマークだったハーフティンバー風の洋館は、山手の外国人居留地に近く、柳下氏が金属輸入業を営んでいたゆえに出来たものでしょう。
横浜滝頭局の図案はかつて国道16号を走っていた市電。横浜市電保存館は車両が7両も保存され、乗ることもでき、ノスタルジックな雰囲気に浸れます。今年1月のリニューアルの目玉・歴史展示コーナーは内容が充実。かつて訪問した方も一見の価値ありです。
リポート1の写真は根岸駅に近い大聖院覚王寺さんの門前。この端正なお寺の本堂には、あまり知られていないものの「赤の画家」と呼ばれる奥田元宋氏の天井画があります。亡き妻・龍子さんのために奉納した「赤龍」は圧巻。土曜チームは法要と重なり拝観できず申し訳なかったですが、せめて写真でご覧ください。
そして今月は金土とも、地元のなべっちさん宅で三次会。貴重な切符類が整然と整理され、コレクターの鑑。これでお宅訪問はA.K.氏宅に続いて2軒目ですが、やはり招けるお宅は違うなあと、カオスの部屋に住む者の感想でした…。
風景印配布は3局(根岸駅前局、横浜坂下局、横浜滝頭局)。歩数は約7500歩でした。
次回の風景印歴史散歩は落合で、4月28日(金)と29日(土)の2回募集します。
参加ご希望の方は、4月18日までにプロフィール欄にあるメールアドレス、または左脇にある「メッセージを送る」から、お名前と参加希望日、電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい。折り返し確認のメールを入れさせていただきます。
(4月19日以降も参加は受付けますが、集印の都合上、他の参加者と同じ切手が用意できなかったり、スタンプの配布が後日になったりする場合もありますので、ご了承下さい)。
以下の著書もごらん下さい。
『風景印でめぐる江戸・東京散歩~歌川広重「名所江戸百景」のそれから』
『切手男子も再注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド2』
『切手女子も大注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド』、
『風景スタンプワンダーランド』、
『風景スタンプぷらぷら横浜』、『東京「風景印」散歩365日』、『風景印散歩』もご覧下さい。