風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

風景印歴史散歩第84回・2017年11月牛込~早稲田リポート2(12月15金&16土「千歳船橋~世田

画像画像 今日は秋晴れの散歩日和…って先週と同じ書き出し。つまり今月は金曜チーム、土曜チームとも天気に恵まれました。  牛込柳町駅に集合して周辺散歩。松井須磨子関孝和林羅山ら著名人の墓所が点在する中、かの新撰組の試衛館跡も何気ない民家の間に埋もれるようにしてあるんですね。甲良町、山伏町、弁天町など歴史的な町名が生き続ける地域で、植木にリンゴの木を見つけたり、路地裏散歩を楽しみました。 画像 そして9月にオープンしたばかりの漱石山房記念館。漱石先生を敬愛する新宿区民としては、まさに念願の記念館でした。漱石公園もきれいに整備し直され、牛込局の風景印にある「猫塚」も少し移動していました。「書斎の再現展示」や「猫の死亡通知」も見どころですが、個人的な目玉は「橋口五葉宛ての書簡」(文面を詳しく読むと、中村不折のくだりなどかなり面白い)や漱石が着たと伝わる長襦袢。そして漱石が自分で絵を描いて知人たちに送っていた葉書があるのですが(残念ながら現物展示はなし)、これが実に味があります。漱石先生は文章だけでなく画才もあったよう。ぜひこの葉書を絵葉書化して販売してほしいと、学芸員さんにもお話ししました。  そして新宿馬場下局の風景印にある、漱石生誕の地へ。生まれた場所から亡くなった場所までがこれほど近いのは、やはりこの土地に愛着があったんでしょうね。私が敬愛するもう一人の文化人・歌川広重との意外な共通点でもあります。  風景印配布は2局(牛込局、新宿馬場下局)。歩数は約8千歩でした。 画像 次回の風景印歴史散歩千歳船橋~世田谷で、12月15日(金)と16日(土)の2回募集します。(土は年末なので第3です)  参加ご希望の方は、12月5日までにプロフィール欄にあるメールアドレス、または左脇にある「メッセージを送る」から、お名前と参加希望日、電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい。折り返し確認のメールを入れさせていただきます。 (12月6日以降も参加は受付けますが、集印の都合上、他の参加者と同じ切手が用意できなかったり、スタンプの配布が後日になったりする場合もありますので、ご了承下さい)。 ■新刊の「風景印かながわ探訪“郵便局のご朱印”を集める、歩く、手紙を出す」もごらん下さい。 ■既刊 『風景印でめぐる江戸・東京散歩~歌川広重「名所江戸百景」のそれから』 『切手男子も再注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド2』 『切手女子も大注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド』『風景スタンプワンダーランド』『風景スタンプぷらぷら横浜』『東京「風景印」散歩365日』『風景印散歩』