風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2008年11月14日<297>麻布郵便局・善福寺の逆さ銀杏

画像 13:45、事業会社は年輩の男性局員さん。麻布局の局舎は1930(昭和5)年の竣工で、かつては郵政省本庁が入っていたこともある重厚な建物。風景印もかなり長く使っているようで、劣化して、月日の活字を入れても深く潜ってしまい数字が出ません。すると局員さん、ティッシュを千切って活字の穴に器用に詰めて、その上から活字を入れて見事に数字が出るように調節してくれました(掲載している図版は局会社のものです)。「お客さんの前でお恥ずかしいところを見せちゃって」と笑っていましたが、さすがベテランならではの機転。帰り際には「新しい印を作るように言っておきます」と話していました。 画像画像 *図案の詳しい説明と現地ルポは単行本『東京「風景印」散歩365日』をご覧下さい! <続報> ブログアップ時には印が磨耗していましたが、後日確認したら新しい印が再配備されていたので報告します(集印日2010年5月5日)。