風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2008年11月21日<307>本郷一郵便局・壱岐坂と本郷給水所公苑

画像画像 15:50、風景印の上半分は壱岐坂を描いていますが、この実写版を掲載。右側は風景印だけ見ると何かと思いますが、東洋学園大学の壁画だったのです。 *図案の詳しい説明と現地ルポは単行本『東京「風景印」散歩365日』をご覧下さい! 画像 風景印の下半分は本郷給水所公苑。注目は敷地内にある東京都水道歴史館。1590(天正18)年に徳川家康神田上水を開削させてから、江戸時代の水道の様子や、近代水道の技術がわかりやすい展示で解説されています。写真のジオラマは江戸時代の神田川にかけられた懸樋で、通常水道管は地中に埋められていましたが、神田川をまたぐ場所では上空を渡してあり、これが現代の水道橋という地名の由来になったそうです。よく地中から木樋が出てきたなんて話を聞いても、金属でなく木管で水を流していたなんてうまく想像できなかったのですが、ここを見学すると納得させられます。  公苑は10~3月は9~17時(4~9月は7~19時)、歴史館は9~17時、いずれも年末年始休で入場無料です。歴史館は2009(平成21)年1~6月までリニューアル工事をするそうなので、現在の展示が見たい方はお早めに。