16：10、裁判所の合同庁舎が２棟あるうち、
日比谷公園から遠い
桜田通りに面した棟の地下１階に郵便局があります（写真は
日比谷公園入口から撮影。手前から２番目のビルがその棟です）。通用門には守衛さんたちがいますが、ここは素通りでき、建物の１階入口で飛行場のような荷物ゲートをくぐって入館します。
郵便局は裁判所内局ならではで、特別送達と
内容証明専用の窓口がそれぞれあります。私は普通の郵便窓口で風景印を依頼しましたが、ここも混んできたので奥で業務をしていた局員さんにバトンタッチ。いつもこんなに混むんですかと聞くと「今日はまだいい方です。金曜なんかは大変です（笑）」と男性局員さん。さすがにここまで記念押印に来る人はあまりいないようですが、「以前は印影が欠けちゃっていたのが、最近新しくきれいになったんです。するとその情報が伝わったのか、郵頼がずいぶん増えました」とのこと。コレクターの情報ネットワークはすごいですね！ 会話しながら、この局員さん
には以前お会いした気がしていたら、先方から「前にＴＢＳの番組でお会いしてますよね」と言われて、ああ、そうだと納得。昨年８月に「東京
ウオーキングマップ」の収録をした時、千代田
霞が関局で押印してくれたのが彼だったのです。すごくコレクター心を分かってくれる局員さんで印象深かったのですが、「あの後、12月にこちらに異動になったんですよ」とのこと。東京23区の最後の局でこんな再会ができるなんて、すごく嬉しい偶然でした。
＊図案の詳しい説明と現地ルポは単行本
『東京「風景印」散歩３６５日』をご覧下さい！
