風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年4月8日<34>国立北郵便局・大学通りの桜と国立駅舎

画像 15:50、さくらの切手に押してもらうと、男性局長さんが「ずい分、懐かしい切手ですね」と話しかけてくれました。図案の獅子舞について聞くと谷保天満宮の行事だそうで、「私も赴任した時は分からなくてマニアの方に教えてもらったんです」と。実は<32>の元国立音大と国立東局も、谷保天満宮と国立北局も全然題材と局が近くないんですよね。国立市内の風景印は統一感があってきれいですが、図案と配置局に関してはやや混乱しているような気がします。  そして全局の図案に入っているのが、三角屋根が特徴的な旧国立駅舎。東京都内では原宿駅に次いで歴史のある木造駅舎だったのですが、老朽化に伴い2006(平成18)年に取り壊してしまったんですよね(写真は現在の仮設駅舎)。JRも東京都も保存に乗り出さなかったため、ギリギリのところで国立市が解体保存を行なう 画像ことになり、部材として倉庫に保管されているそう。私は旧駅舎を見逃してしまっているので、2011年の立体交差工事完了後の復元を楽しみにしているのですが…、局長さん曰く「部材が保存してあっても、復元するのは技術的には難しいという説もあるんです」と。えええ、そうなんですかあ! まああくまで説なので「全局の風景印にも入っているんで、私たちもぜひ復活してもらいたいんですけどね」と局長さんが仰るとおり、私も復元を祈っています。