この図案の藤は、インターネットで探してもどこの藤だか全く分からなかったのです。そこで電話で局に確認してから、現地へ行ってみると…なるほどありました、局の前に涼しげな藤棚が！
15：40押印。引きだと花の色が溶けてしまうので、寄りでもどうぞ。局長さんが対応して下さったので、電話した者ですと伝えると、ちょうどその時、この藤棚を作った先々代の局長さんが来局されて、話を聞かせてくださいました。高齢の元局長さんはおよそ50年前にこの郵便局を作ったそうで、元は道路のところまで局舎が迫っていたそう。でも30年程前に郵便収集車が停まれるように建物を引っ込めた際、前が空いた感じになってしまったので、その頭上に藤棚を作ったのだそう。元々藤が好きだったんですかと尋ねると「藤は色もいいし、匂いも好きなんだ」と答えてくれました。実は私、その言葉で藤に匂いがあることに気づきました。話が聞けてよかったです。
尚、「八坂流し踊り」は詳細は分からず、地元商店会に電話で問い合わせたところ、10年程前までは開催していたのが、参加者が減ったために現在は行なわれていないのだそう。ちょっと残念な話です。
＊単行本
『東京「風景印」散歩３６５日』もご覧下さい！
