風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年4月28日<45>小平上宿郵便局・八雲祭りの神明大太鼓

画像画像  歩いて市境を越えて小平市へ。16:40、訪局。女性局員さんによればけっこう風景印を押しに来る方が多いそうで「サイクリングで来る方とか、タクシーで乗り合わせて何人もで来る方もいます」。今夜からのお祭りに合わせて来たんですというと「局の前の通り(青梅街道)が交通規制されて、夜はけっこう遅くまで、明日も朝早くから賑わうんですよ」と教えてくれました。 画像画像 八雲神社は小平神明宮の境内の中にある12社のうちの1つです。28日(火)は宵宮で町会毎に9基の万灯が青梅街道を練り歩く様がとてもきれいです。その様子は1枚目の写真で、各万灯は個性的でとてもきれいです。ちょっと歩道橋の上からの写真も載せたりして。境内では鈴木ばやしが行なわれていたのですが、これが今まで見たおはやしと全然違って、激しいリズムに激しい踊り、ものすごい迫力。普段こんな民俗芸能など見そうもない小学生や中学生も地面に根っこが生えたみたいに立ち尽くして眺めていて、私自身もおはやしに対する印象が変わりました。いい宵宮でした。 画像 翌29日(水・祝)、今度は神輿と大太鼓が練り歩くというので、苦手な早起きをして朝8時に再び小平神明宮へ。清々しい朝の空気の中、境内で神事が行なわれ、出発の合図があると、若者たちが争うように神輿を担いで緑の参道を抜けていきます。そして直径1.8mほどある大太鼓。休んでいる時に話しかけたらバチを握らせてくれたのですが、バットみたいにぶっとくて 画像重い! これで力一杯叩くのですから、ジンジン来るでしょうし、ものすごい肉体労働のはずです。行列の先頭を歩いていた宮司さんに話を聞くとこの太鼓は1980(昭和55)年に奉納されたもので、それまではもう一回り小さい太鼓だったそうです。「この辺は府中に大国魂神社があるので、各地がこぞって太鼓を作ったんです」。私は太鼓の上に人が乗るのは珍しいのではないかと思いましたが、この辺では珍しくないそう。平らではないので滑ったりしないのかなと要らぬ心配をしましたが「昔は轍が残って道が凸凹して危なかったけど、今は舗装されたのでだいぶ安全になったはずです」とのこと。 画像 せっかくなので太鼓が小平上宿局の前を通る瞬間を狙ってパシャリ。風景印散歩ならではで、ちょっと気に入っている1枚です。この行列を見届けて、私の昨日からの長い1日も終わったのでありました。  *単行本『東京「風景印」散歩365日』もご覧下さい!