「第２回ＦＫＤ32総選挙」結果発表！ - 風景印探偵事務所～続風景印の風来坊

　ＪＡＰＥＸ2014風景印の小部屋で開催した「32人からの風景印だより～第２回ＦＫＤ32総選挙」の結果を発表します。３日間を通じ、投票者数は117人、最終有効投票数は297票でした。

　栄えある第１位は…！　最終得票数26票、ハイ！レター協会の松澤由加里さん「乗鞍山頂」が、初日の出遅れから見事な大逆転で１位に輝きました！　これまで何度か出版物などでも紹介してきた葉書で、風景印３つが絵の中に取り込まれており、初めて見た時は衝撃でした。

　第２位は同じくハイ！レター協会の渡辺由香さん「チャグチャグ馬っ子」と、木村晴美さん「虫眼鏡」が25票、僅差で同率２位でした。前回覇者の渡辺さんが安定した人気、そんなハイ！レタの２人に、新人の木村さんがいったんはトップに立つ活躍で割って入りました。

　第４位は消しゴムハンコの石堀由麻さん「きのことふぐ」、24票。投票者からも「きのこのはんこがすばらしい！」「山口出身なのでふぐのポストカード欲しいです」のメモがありました。

　第５位には嘉藤雅子さんの「台湾絵葉書」、熊澤和枝さんの「祇園祭」が16票で並びました。投票者からは嘉藤さんには「龍山寺行きました」、熊澤さんには「シブい！」「５円はがきの印が昭和25年と思った」のメモがありました。（熊澤さんの葉書の裏には祇園祭山鉾のイラスト有→この記事の下の方に掲載。昭和30年代に発売された絵葉書です）

　第７位は三大慎二郎さんの「ウミネコ」が15票。写真の取り込み方、真っ青な空、切手の貼り方などが斬新な１枚です。　第８位は山内和彦さんの「都電とライナー」で14票。風景印と写真が全くといってよいほど同じな、私の出版物でもよく紹介させていただいている１枚です。　第９位は近松圭子さんの「やせ蛙」で13票。風景印のコラボが見事な、ザ・絵手紙といえる１枚。絵手紙派の皆さんに、ますます風景印が広まってほしいですね。

　第10位は勝田明さんの「新幹線」で12票。今年50周年で話題の新幹線の復刻版スタンプなどを集印してあります。記念スタンプもあらゆる所に存在しており（最近また増えてますよね）、風景印に合うスタンプを探し出す情報収集力がものを言うようです。　この他、内藤嘉信さん「蚊取り線香」には「ラブリー♡」、田村はるみさん「ＵＳＪ」には「貴重！」、岡本康子さん「５合目と山頂」には「まねできない、登れないです山頂へ」、下條朋子さん「ハチ公」には「マスキングテープがいいです」、鈴木智幸さん「龍文切手」には「やっぱり古いものはめずらしくてよいですね」、竹内麿微さん「イラスト絵日記」には「プーさん、ハイジ、うまく使ってますね」、髙村宗太さん「乗鞍剣ヶ峰」には「山の写真がすてきです。空気感まで伝わってきます☺」、小山公子さん「宝船」には「かけじくの絵と切手がとてもあっていますね」、成田滋さん「時の鐘」には「50円＋２円の組合せがこれから見たいです」の声が寄せられました。

　投票については、小部屋の参加者たちもだいぶ結果が気になるようで、最終日二次会の席上で早速開票を行ないました（ただし数え間違いの危険もあるので、その場では暫定順位とし、帰宅後に一人で初日から再度票数を数え直しました）。　わりと早い段階で、優勝は上位４人に絞られたのですが、ここからが接戦に次ぐ接戦で、並んだり抜いたり、開票している私が心臓が痛くなるデッドヒート。開票に立ち会った、ほろ酔い加減のおじさんお姉さんたちの開票ごとのどよめきで居酒屋の個室が揺れました。見応えのある投票結果だったことをお伝えしておきます。

　…ということで、松澤由加里さん、おめでとうございます。近日中に、賞状とテレビドラマのプレミアム図書カードを送ります。　また、今回展示したお便りは、平素送っていただいている中から、なるべくいろんなタイプが集まるよう古沢が勝手に選びました。なので特に実力を競うような主旨ではありません。今回は展示できなかった方、「私の代表作はこれじゃない」という方などもあると思いますが、平にご容赦下さい。　　さて第２回は、力作を出し惜しみせずに集結させたので、第３回がいつ開催かは未定ですが、それまでにまた個性豊かな風景印便りが多数届くことを期待しています。新規の参入ももちろん大歓迎（といってもお便りの交換が本来の目的ですが）、古沢にお便りを送りたい方には、メールなどでご連絡いただければ、送り先をお伝えします。