15：30、「すいません、あまり巧く押せなくて」と20代の男性局員さん、でも中々上手です。茶屋坂について、あまり期待せずに質問したところ、局長さんがわざわざ宅地地図をコピーして懇切丁寧に教えてくれました。
それで左の写真が茶屋坂なのですが（この手前にポケットパークがあります）、局長さん曰く、この右手には「僕が小学生だった頃には、茶屋の名残りらしい古い家が建っていたんですよ」とのこと。局長さんは50～60代とお見受けするので、えっ、そんな最近まであったんですか！と驚くばかり。だって将軍家光の逸話に出てくる茶屋ですよ（もちろん茶屋のままではなく、建物も何度も建て替えられたとは思いますが）、それがこんな身近な思い出として聞けるとは。局長さんは「この近くの新茶屋坂からは富士山が見えた」などと色々教えて下さり、地元に根付いている特定局ならではだと思いました。こういう楽しいことがあると、風景印散歩は止められないなと思うんですよね～。
＊図案の詳しい説明と現地ルポは単行本『東京「風景印」散歩３６５日』をご覧下さい！
