風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年4月8日<30>小平回田町郵便局・小金井桜、行幸松と海岸寺山門

画像画像  12:25、「うちのは桜型だから押しづらいんですよ。切手の真下に押すのならまだいいけど、角にかけるのは難しくて」と男性局員さん。  海岸寺小金井公園のすぐそばにありますが、五日市街道は車通りが多い上、歩道がきちんと整備されていないので、訪ねる時は注意して下さい。海岸寺の山門は1783(天明3)年建立といわれますが、都内では極めて珍しい茅葺です。行幸松というのは1883(明治16)年に明治天皇が訪れたのを記念して植樹したもので、今でも玉川上水のほとりに立っていますが、松特有のくねりもなく、すっくと立派にそびえています。 画像 で、ここからがスタンプの枠が桜型である理由ですが、その時、明治天皇は小金井に花見に出かけたのです。当時、玉川上水沿いには、江戸時代に八代将軍吉宗が植えさせた全長6kmにも及ぶ桜並木があって、「小金井桜」と呼ばれ、東京でも有数の桜の名所でした。1903(明治36)年には大正天皇海岸寺境内から小金井桜を見物したそうです。<31>に続く…。