風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年5月1日<50>府中清水が丘郵便局・競馬式と府中競馬場の花火

画像画像  13:40、府中に移動してきました。競馬式(こまくらべ)は大国魂神社くらやみ祭りの儀式の1つです。昔、神輿渡御が深夜に街の明かりを全て消した暗闇の中で行なわれたことから、「くらやみ祭り」と呼ばれるようになったとか。4月30日から5月6日まで続く大規模なお祭りです。「おはやしと競馬式の間は混むので歩くのが大変ですよ」と女性局員さん。 画像 その競馬式は5月3日(日)の晩に行なわれます。<46>の青梅大祭を見た足で見学に。なるほど大国魂神社の参道沿いに府中囃子の山車が並んでいます。そうそう、これが<16>府中小柳町局に描かれている府中囃子です。そして20時に競馬式がスタート。  府中市は古代に武蔵国国府が置かれた町で、くらやみ祭りその国府祭に由来します。競馬式は国司が駿馬を朝廷に献上するために、良馬を府中に集め、 馬場で走らせて検閲の上選定したことに始まり、1000年以上続く古式です。現代はけやき並木の参道を6頭の馬が150m3往復します。若い人などあまり興味がなさそうなのに、ロープを張った参道の周りにはものすごい人垣。警備の男性に聞くと、3~4年前までは脇の歩道で行なっていたのが、見物客が多くなったので中央の車道で実施するようになったとのこと。猛スピードで走ると危険なので「なめ足」です。  しかしそれでも、素人に撮影は難しい。やはり夜の闇の中で動く被写体を撮るには、それなりのテクニックが必要なようです。儀式が終わって去り際の馬をどうにか撮影できましたが、こんな程度でご勘弁。なぜ府中に競馬場があるのかも理解できました。 画像 そして境内では、今は少なくなった見世物小屋を見物。私は新宿の花園神社で見たことがありますが、若い女性が生きた蛇を食べちゃうヤツです。その瞬間も写しましたが、ちと風景印と関係ないので、小屋の外観だけ。昭和レトロと隠微な雰囲気だけ感じてください。  *単行本『東京「風景印」散歩365日』もご覧下さい!