風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年8月25日<121>福生武蔵野台郵便局・横田基地航空ショウ

画像 福生に移動し、14:35、米軍横田基地に近い当局。確認すると、ローラー印と欧文印はないものの、欧文ローラー印はあるそうです。やはりここから母国に宛てて小包などを送る軍人さんも多いのでしょうね。「ここは基地の方も、結婚して基地の中に住んでいる(日本人)女性のお客さんも多いですから」と女性局員さん。じゃあ、局員さんたちも英語がペラペラなのでは?と聞くと「いえいえ、身振り手振りで何とかなりますから」と笑っていました。ちなみに軍人さんたちは記念切手はよく買っていくそうですが、さすがに風景印を押す人はいないそうです。 画像 この図案の航空ショウにも22日(土)に行ってきました。横田基地内がホスト国である日本人に開放される年に一度の機会。とても人気の高いイベントで、牛浜駅は小さな駅なので改札の容量をオーバーしていて、ホームに降りてから駅を出るのに5分以上かかりました。駅から基地までもほぼ途切れることのない人の列。基地ではゲートが開いていて、陽気なアメリカ人たちが迎え入れてくれます。普段、閉まった門を見ている市民には感慨深いものがあるのではないでしょうか。 画像 敷地内は広大で、遠方に軍人やその家族の宿舎と思われる低層団地のようなものが見えます。そして各所に軍機が並べて展示されていますが、やはりデカいです。記念撮影の要望に軍人たちは気軽に応じており、操縦席に上って見学することもできます。日本の自衛隊機も混ざっていて、さり気なく自衛隊員の募集も行なっていました。そして数十分置きに、軍機が離着陸し、そこからパラシュート隊が落下してくると、見物客からわあっと歓声が上がります。パラシュートはまるで水中のクラゲみたいです。 画像 屋台がたくさん出ていて、名物はアメリカンサイズのステーキ。店によって多少値段は違いますが、私が食べたのはフライドポテトと飲み物がついて1000円。ソースはバルサミコ酢が入った酸味のあるものです。全く脂身のない肉で、赤身派の私としては嬉しい限り。やはり軍の食事はヘルシー志向なのでしょうか。他にもホームメイド風のスイーツなど食べたいものがいろいろあり、展示機も十分見切れなかったので、来年以降にもう一度、じっくり時間をかけて見に来たいです。  ちなみに特定郵便局が合同で出しているワゴンもあって、記念切手などを販売していました。風景印は押せないのか聞いてみると、「以前は記念印(小型印)を使っていたんですけど」と言われ、そういえば郵頼したことがあったのを思い出しました。それで25日に福生武蔵野台局で風景印は出さないんですかと聞くと「風景印を局外に持ち出すのが難しいんです」との答えで、公印だから扱いがデリケートなんですかね。スタンプショウなどの集中押印では持ち出しもできるみたいですが…。「だから以前は、押したものを会場で販売していたんですけど、売れ残るとその処理もまた大変なので、最近はやっていないんですよ」とのこと。そうか~、でもイベントそのものの図案なだけに、勿体ないですね。  *単行本『東京「風景印」散歩365日』もご覧下さい!