風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年4月8日<32>国立東郵便局・大学通りの桜

画像画像  中央線で少し西に移動。国立駅から一橋大学へ向かう通りの桜も見事だと聞いていましたが、いや、これは素晴らしい。総本数約200本だそうですが、真っ直ぐな道の両側なのでどこまでも続いているように感じます。また車道寄りに歩道がありますが、桜を挟んで反対側は商店をウインドウショッピングしながら歩けるようになっていて、それがまた楽しいんです。植え込みの中に入って絵をスケッチしたり昼寝したりしている人もいて、この日は今年恐らく、東京の桜が一番よかった日なのではないでしょうか。風が吹く度に桜吹雪もすごくて、2枚目の写真、白い点々は全部桜の花びらですから。一橋大生も教授も、こりゃ講義どころじゃありませんわな。 画像 14:05、この桜のアーチを潜り抜けて到着。押印してくれた女性局員さんに、このバイオリンを弾いているのは一橋大生のイメージなんですかと聞くと、男性局長さんが代わりに教えてくれたのですが、印ができた1989(平成元)年にはまだ国立に国立音大があったので、そのイメージなのだとか。現在は玉川上水駅の近くに移転していて、跡地には国立音大付属小学校が残っています。そこに通う子たちは、将来こんなふうな芸術家になるのかもしれません。ちなみに「本当はピアノとかの方が分かりやすかったんだろうけど、図案のスペースの都合でバイオリンになったんです」と制作当時のエピソードも教えてくれました。 <続報> ブログアップ時には印が磨耗していましたが、後日確認したら新しい印が再配備されていたので報告します(集印日2010年4月1日)。  *単行本『東京「風景印」散歩365日』もご覧下さい!