風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

風景印歴史散歩第94回・2018年10月千歳烏山リポート(11/23金&24土「千駄ヶ谷」募集中!)

画像画像<10月27日追記>  千歳烏山駅の北側には関東大震災で焼失した都心の寺が26も移ってきた寺町があります。俗に“烏山の小京都”。まあ、それはちょっと言い過ぎの気もしますが(笑)、閑静で散策にはぴったり。震災がなければ本来は浅草にあったであろう喜多川歌麿宝井其角らの墓参りもできます。でも風景印は不毛地帯。ぜひ寺町を題材にした風景印を作ってほしいですね。 画像 後半は駅南。世田谷文学館を経て、今回のメインである蘆花公園へ。成城局や世田谷粕谷局の風景印にもある蘆花旧宅や夫婦の墓地を見学しました。蘆花は若くして「不如帰」が百刷(!)に達する大ベストセラーとなり、ここ粕谷に土地を購入し、「美的百姓」を自称して晴耕雨読の生活をします。物書きの端くれとしては、羨望の極みのような人生ですが、あまりに順調過ぎたことがもしかしたら悩みだったのかなとも…。  「不如帰」、勉強のつもりで読み始めたところ、予想以上に面白い。ストーリーは昼メロ風ですが、展開が気になり先を読ませます。さらに、周辺人物の噂話によって主人公たちがどうなったか伝わる章もあったり、レトリックがお洒落。100年も前にこんな書き方をしていたんだな、と刺激を受けました。  62円で済むところ、わざわざ3円切手を貼ったのは「ホトトギス」が欲しかったからなのは言うまでもなく…。  風景印配布は2局(世田谷粕谷局、成城局)。歩数は約9千歩でした。 <11月の参加者、大募集中。新規の方も大歓迎です!!> 画像 次回の風景印歴史散歩は、次の行先で募集します。2018年11月23日(金)と24日(土)で千駄ヶ谷です。  参加ご希望の方は、11月13日までにプロフィール欄にあるメールアドレス、または左脇にある「メッセージを送る」から、お名前と参加希望日、電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい。折り返し確認のメールを入れさせていただきます。 (11月14日以降も参加は受付けますが、集印の都合上、他の参加者と同じ切手が用意できなかったり、スタンプの配布が後日になったりする場合もありますので、ご了承下さい)。 <以下、10月19日分> 画像 本日はいつもより早い集合時間に加え、途中合流もあり、なかなかスリリングな散歩でしたが、雨も本当に終盤だけで、無事歩ききれました。達成感! 蘆花公園メインのつもりでコースを考え始めたのですが、思いがけず“小京都”に遭遇しまして…。テーマは「小京都と読書の秋」、土曜日の皆さんもお楽しみに。  そして今月は、リポート2も新記事でなく、この記事に10月27日頃書き足しますので、またアクセスしてみて下さい。 ■最新刊の「風景印かながわ探訪“郵便局のご朱印”を集める、歩く、手紙を出す」もごらん下さい。 ■既刊 『風景印でめぐる江戸・東京散歩~歌川広重「名所江戸百景」のそれから』 『切手男子も再注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド2』 『切手女子も大注目!ふるさと切手+風景印マッチングガイド』『風景スタンプワンダーランド』『風景スタンプぷらぷら横浜』『東京「風景印」散歩365日』『風景印散歩』