風景印探偵事務所~続風景印の風来坊

風景印や芸能などの記事を書いているフリーライター・古沢保のブログです。

2009年2月14日<355>千鳥郵便局・池上本門寺五重塔

画像画像 12:30、局会社は明るい女性局員さん。「この間、知り合いの人たちに風景印を頼まれたって言って、分厚い葉書と切手の束を持ってきた年輩の方がいました。ご自分でインクとゴム板も持っていらして」。そういう元気なコレクターの話を聞くと、私も元気が出てきます。  *図案の詳しい説明と現地ルポは単行本『東京「風景印」散歩365日』をご覧下さい! 画像 それにしても本門寺、正月でもないのに参詣客が多いんです。その理由は近所にある池上梅園。私も足を延ばすとものすごい人出です。深刻な不況で、花とか伝統行事とか、身の周りの楽しみを見つめ直す機運が高まっているんでしょうね。風景印散歩のスピリットもまさにそれです。梅は見頃で、写真の通り斜面一面花色の美しさ。戦前は日本画家・伊東深水の自宅兼アトリエだったところが、いつくかの経緯を経て1978(昭和53)年に大田区画像所有になり、植林を続けた結果、現在梅の木は370本。どこかに似てると思ったら、葛飾区の堀切菖蒲園でした。区の管理である季節しか花は見られないのですが、こういう場所があると、区花の意義も高まっていいですよね。  3枚目の写真は「思いのまま」という品種。1本の木に紅梅と白梅が咲くのです。しかもその比率は年によってバラバラだそうで、だから名前も「思いのまま」。面白いですねー。9~16時半、月休(2~3月は開園)、大人100円です。